San Francisco Day’s. (13,14,15,16,17 / July / 2023)

本日も蒸し暑い中に御来店をして頂きました御客様、誠に有難う御座います。

明日7/20(木曜)は13:00-20:00で営業を予定しておりますので、お気軽にお立ち寄り下さい。

連日暑い日が続きますが熱中症には十分にお気をつけ下さい。皆様のお越しをお待ちしております。

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当ブログをご覧になって頂き、誠に有難う御座います。
先週7/12()の急な【臨時休業】の告知となりましたが、7/13()から7/17(月)の弾丸日程でアメリカ出張をしてきました。その際、サンフランシスコにて行われた『Dead & Company』のFinal Tour(7/13-7/16)を観てきた様子を、ザックリとはなりますが記しておきたいと思います。

急遽、何故Dead & Co.のライヴに行く事になったのか?
それは、、、

後悔先に立たず!

後々、あの時に『無理をしてでも行っておけば良かったな!』と、今後の人生において絶対に後悔すると悟ったからとでも言いましょうか、単純にそれだけでした!
結論は、、、。本当に行って良かった!行けて良かった!最高だった!

『Wonderful! Beautiful! Awesome! Excellent!』

と、心の底から叫びたい!
今回、San Franciscoに渡航をする事になったきっかけは、弊店でもステンシルTシャツなどで認知されている『Neutral』のAyumu君が、5月某日に同バンドのLos Angeles公演を観に行き、今度はブーツリペアショップ『福禄寿』の奥山君が、7月初旬の同バンドのDenver公演を観に行った経緯があり、また、Dead & Co.の最後のツアー(Final Tour)と言う事もあって、僕としては内心かなり穏やかではなく、ザワザワとした気持ちで、一人ソワソワしながら日々を過ごしていました。
7/4()から7/12()の一週間の期間の内に、何とか『ラストワンチャンス!』があるんではないかと、連日連夜明け方近くまで色々な航空券販売サイトのリサーチを開始。しかし、なかなか思う様に事は運ばずで、四苦八苦の日々が続きました。
現在、アメリカに入国をする為にはESTAを渡航前(72時間前迄)に申請をしておく必要がありますが、それは直ぐに渡航許可が得られたので、後は肝心の航空券のみ!(ESTAについては後日談有り!)
そして遂に!7/11()の深夜に格安航空券のキャンセルが出てくれて、ギリギリで渡航が決定!晴れてアメリカ行きが決まったのであります!
故に、臨時休業の告知が前日の告知となってしまいました。。。

7/13(木曜)の昼過ぎ、羽田空港(HND)から関西空港(KIX)までは国内線を乗り継いで、KIXからSan Franciscoに直行をする便だったのですが、、、。
羽田空港で国内線の搭乗直前にANAのグランドパーサーから放送で呼ばれたのでカウンターに行くと、『書類不備でエラーが出ている』、『書類不備とはESTA以外には考えられないんですよ!』と言われ、、、。一瞬、目の前が真っ暗に!

『No Way!?』

すかさずESTAのWebページを開いてグランドパーサーに画面を見せると、『これ本物ですか?』と言われる始末() ESTAにはAuthorization Approved (渡航許可) て記されてますやん!
そんなにアメリカに行かせたくないのか?と思いましたが、取り敢えず関西空港までは行くことは可能なので、コードシェア便の United Air Lineのスタッフに引き継ぎをするから、『関西空港でもう一度、必ずカウンターにてチェックを受けて下さい!』とグランドパーサーに言われ機上の人に。。。。。
機内では本当に大丈夫なのか?本当にアメリカに行けるのか?U.S.A.ではなく、もしかしたらUSJに行く事にはならないよな?と、ずっとハラハラした気持ちで一杯になりながら、機内サービスもスルーして、窓越しの景色をぼんやりと眺めていました。

関西空港に到着後、乗り継ぎでの出国となる為、時間に余裕がない状態で焦ってUAのカウンターに向かうと、カウンタースタッフからは何事も無かったかの様に『全く何な問題ありませんから、安心して出国して下さい!』と言われ、ホッと一安心。急遽チケットを購入したのも原因にあるらしく、また、ANAUAでのコードシェア便だった為、こんな混乱が生じた模様。。。
精神衛生的には良く無かったけど、稀な経験が出来たかなと思い直し、ワクワクしながら出国!いざ、サンフランシスコへ!

San Francisco空港(SFO)に到着後は、SFOからサンフランシスコのダウンタウンまでは電車、通称『BART』を使って移動。アメリカに来る際は、いつもは大概レンタカーを使用していたので、今回は新鮮な気分でBARTに乗り、一路ダウンタウンへ!
SFOから約30-40分くらいBARTに乗ってCivic Center駅で下車した後は、サンフランシスコ市内を走るMUNIの路線バスに乗り換えて宿まで。

初日の7/13()は、日本を飛び立つ前から色々とあり精神的にも疲れていたみたいで、宿に着く頃には既にフラッフラ状態(笑)
今回の宿は共同トイレ共同シャワーに変わりはないのですが、一部屋に2段ベッドが幾つかあるホステル形式の宿から、渡航直前に一人部屋のワンベッドのホテルに変更ができた事もあり、宿では快適に過ごす事が出来ました。

サンフランシスコのカストロ地区にあるこの宿の周辺は、レインボーカラーのフラッグが旗めく比較的治安も安定した地域で、宿からSAFEWAY(スーパー)へも徒歩3-4分の場所にあり、ライブ会場だったオラクルパークに向かう路面電車の駅までもワンブロックの好立地!非常に便利で良かったです!
宿泊した宿はアメリカンモーテルの様式ではなく、ヨーロッパ様式のゲストハウス的な安宿『ペラモント ホテル』。

宿の口コミには『トコジラミが出る!』『ゴキブリが出る!』『トイレ・シャワーが汚い!』などとあったのですが、個人的にはそれは全くの出鱈目であり、建物は古かったですが、しっかりとハウスキーピングが行き届いた雰囲気のある宿でした。
(普段三星ホテルや四星ホテルに泊まっている方には絶対にお勧めはしない宿ですが、、、。鍵もカードキータイプなどではなく古いタイプの普通の鍵で、ドアは蹴破れる感もあり防犯面は『?』でしたが(笑)。僕からすると最高の宿!次回、もしもサンフランシスコに行く機会があれば常宿決定です!)

宿の前にも浮浪者が居ましたが、僕も似た様な雰囲気なので全く問題はなく、チェックインを済ませた後、その浮浪者と宿前の路上で一緒に煙草を吸って少し話をしました。(手渡した煙草がメンソールだったので、彼は少しガッカリした感はありましたが 笑)
彼曰く、この世界的なコロナ禍でサンフランシスコ(全米で)も浮浪者は以前よりも増えてしまい、自分もこのコロナ禍で職を失い、2年くらい前から浮浪者になった一人だと明かしてくれ、自分みたいな新しい浮浪者がアメリカには多くなったんだよと。いきなり、アメリカ社会の闇の部分を垣間見た瞬間でした。
彼と立ち話しをした後、ライヴ会場のオラクルパークまで下見をしがてら、サンフランシスコの街を少しだけ散策した後、初日は早めに宿に戻り爆睡。

2日目の14日()は、早朝5時に目が覚め行動を開始。ジェットラグ(時差ボケ)もあったとは思いますが、近所のSAFEWAY(スーパー)が朝6時から営業を開始していたので、色々と物色をしに♪アメリカのスーパーって日本のスーパーとは違い、テンションが上がって楽しいなぁ♪と思っていたのですが、、、。

『えっ?マジ?』『まぁ、なんと!?』『嘘でしょ?』『What?!』

ってなくらいに、本当に物価が高い!!高過ぎる!?
四半世紀前くらいの20代前半の頃から北米には幾度となく足を運んでいるのですが、今まで訪れた中で一番物価が高いと実感した瞬間でした!
円安ってのもあるのだが、以前だったら$1,99-$2,99くらいだった物が$5〜くらい、$4.99だった物が$11,99〜くらいの価格になっており、『えっ?』てな感じで、一瞬目を疑う。また、以前よりも容量が明らかに減っており、買い物をするのも一苦労な感じで、朝からハイテンションだった僕のテンションは、物価高のせいで急に下がってしまいました(笑)これが今のアメリカの現状なんだと、浦島太郎状態。

安定の安いドーナツ(此方も従来より小さくなっていた!)は何とか購入が出来たけれど、これまたコーヒーが高い!
日本のコンビニで販売をしている美味しいコーヒーに慣れている僕としては、アメリカの糞不味いコーヒーに$2-以上出すのが惜しく($2ではコーヒーは買えない!)、また、スターバックスの高くて不味いコーヒーも飲むのは癪だから、コーヒーを買うのは已む無く断念!(簡易的なドリップコーヒーを持参していたのが功を奏した!)
宿に戻りドーナツとコーヒーで軽く朝食を済ませ、少し早いが気持ちを切り替え、快晴の中ライヴ会場のオラクルパークへと向かう。

下見をしていたので迷う事なく会場へは着いたのですが、既にスタジアムの外には長蛇の列が出来ていた。
『何の長蛇列?』と尋ねると、オフィシャルの物販の開始を待つ列だった。13時からの販売開始予定。時計をふ見るとまだ11時前でこの列!
まいったなぁーと思いながら列の先頭を確認して最後尾に向かいトボトボと歩いていたら、アメリカ人のオッさんが突然僕に話しかけてきた!『トイレに行きたいから、俺の変わりにお前並んでおいてくれないか?このゴルフマーカーをあげるから!』と。僕は一瞬考えたが、列の最後尾に並ぶよりも遥かに良いと思い、『あなたが戻ってきた後も、ここの場所に一緒に並んでいても良いなら、OK‼︎』と伝えると『Of Course! Sure!』とオッさんは言ってくれたので、僕は彼の変わりに列に並んだ。

しかし、時間が経っても物販が開始しされて列が少しづつ動いてからも、彼は僕の居る場所に一向に戻ってくることなく、遂には自分が物販出来る番になってもオッさんは戻ってこなかった!
彼は余程トイレを我慢していたのだろうか?恐らく大便だったのだと思う。もしかしたら途中で間に合わずにそのまま果ててしまい、装いを新たに出直すしかなかったのかも?などと考えながら、物販を早々に済ませた。

一息ついていると、今度は日本から来た3人組のNICE GUY達に出会ったのである。彼等は北陸地方からDead & Co.を観に来ていた同世代の同士だった!(彼等の写真を撮り忘れたので、変わりに彼等から貰った手作りの看板!と彼から貰ったCD!)

『今夜は楽しみですよねー♪』『でも、僕は土曜と日曜のチケットは無いのですが()』と話しをすると、その内の一人のAさんが『土曜のチケットなら、一枚は譲れるよ!』と!?
『えっ?マジ?それはミラクル!願ったり叶ったりだ!』
実は15()16()のチケットを、僕は持っていなかったのだ!
14()のチケットは、運良く出発前の日本で確保をしていたのだが、土曜・日曜は何とかなるでしょ!精神で、サンフランシスコまで来ていた(笑)
『えっ!?マジすか?良かったら、譲って下さい!トレードでも大丈夫ですか?それともCash?』と話しを持ち掛けてみると、彼は快くトレード+Cashで快諾をしてくれ、何とか幸運にも土曜のチケットは格安でゲット!
しかし、僕も彼等も日曜日のチケットは無く、お互い『日曜日のチケットが欲しいね!』と話しをしながら、デッドヘッズが集うパーキングロッド『Shakedown Street』までAさんと一緒に歩いて行き、『きっと日曜は何とかなるよね!』と、お互いを鼓舞し土曜の再会を約束して、Aさん達とはShakedown Streetの入り口付近で別れた。

【Shakedown Street】とは、1978年のGrateful Deadのアルバムタイトルで、弊店の店名もそこにオマージュを捧げたモノではあるのですが、実はGrateful Deadのライヴ会場周辺にあるパーキングロッドを指す言葉でもあります。
Jerry Garciaが生きていた頃、オリジナルの【Grateful Dead】が活躍していた時代からShakedown Steetは存在しており、そこで各々のDead Headsが自ら作ったGrateful Dead“Unofficial”(ブート)Tシャツやグッズなどを売り買いしていたのです。いつの頃からは定かではありませんが、そこを通称

Shakedown Street

と呼称するようになりました。
Dead & Co.になった今でもShakedown Steetは健在で、今回も面白い物や沢山の格好良い人達がおり、賑わいを見せていました!

そして初日のライヴが開場!初めから終わりまで、実に素晴らしい時間を過ごせました!

2015年に福禄寿の奥山君達とカリフォルニア州のサンタクララで観た同バンドの結成50周年『Grateful DeadFare Thee Well』のライヴと今回のライヴは、まるで別物だったと思います。

2015年の再結成公演は、Grateful Deadの結成50年の節目でオリジナルメンバーCore4(Bob Weir, Bill Kreutzmann, Micky Hart, Phil Lesh)が中心となり、Jerry Garciaの変わりにPhishTrey Anastasioをギターに加えての、サンタクララで二日間と、シカゴでの三日間の五日間の限定公演でした。
1995年に他界をしたJerry Garciaが居た頃のオリジナルのGrateful Deadを観たことがない僕としては、それが初めてのGrateful Deadのライヴ体験で、今でもそのライヴはとても素晴らしかったのを覚えています。懐かしいなぁ。

それから8年後の今回のDead & Co.のライヴ!
Dead & Co.が始動した2016年よりギターリストとして参加したJohn Mayerが、何と表現して良いのか、、、。自分のヴォキャブラリーの貧しさに自己嫌悪になりますが『Marvelous!』の一言に尽きました!
Bob Weir, Micky Hartも実に躍動的で、バンド全体のハーモニーが素晴らしく、最初に聴いた2016年当時のDead & Co.のトロ臭い演奏とは雲泥の差で、正にDead & Co.の集大成のライヴでした!(Dead & Co.がスタートした2016年当時は、僕はまだDead & Co.の演奏にはピンときていなかった!)

ライヴは【Not Fade Away】の曲から始まり、次曲はShakedown Street、そこから先の曲名は割愛をしますが、最後はBob Dylanの名曲【Knocking On Heaven’s Door】のカヴァーで終演。隣にいたアメリカ人のマダム・Emilyと一緒になってはしゃいでいたら、あっという間に14日・金曜の公演は終了しました。最初から最後まで感涙しっぱなしでした!

15(土)も昼過ぎくらいからShakedown Steetを訪れ、ライヴまでの時間を物色したり、ストリートライヴを観ながら過ごしていました。

この日にShakedown Steetで出会ったサンフランシスコ出身のロイは、60歳のリアルデッドヘッズ。最初にデッドを観たのはアルバムShakedown Streetが出た年の1978年だったみたいで、僕は1978年は2歳だったよと笑いながら話し、ロイが着ていたTシャツに話しを振ると、『このTシャツは82年に自身で作ったJerry Garciaの俺のオリジナルTシャツさ!』と。『Deadのライヴには毎回着て行くんだ!』と嬉しそうに話しをしてくれた!

そのロイに言われて一番嬉しかったことは

You looks like a Jerry!

って言われた事!本物のデッド好きの親父にジェリーに似てると言われ、僕は感無量!その他の出会ったオールドデッドヘッズの人達からも、ロイと同じく『You looks lile a Jerry Garcia!』と言われ、僕の気分は有頂天に♪ (若手のデッドヘッズには言われなかったな 笑)

でも、僕は思った。日本では頬髭まで生やして暑苦しい感じの雰囲気で浮いたオッさんだけど、あの場に居ると其れがデフォルトで、僕みたいな奴が、いや、それ以上の暑苦しい容姿の奴が沢山いて、凄く居心地が良く安心感しかなかった(笑)が、逆に目立たない(笑)日本とは逆転現象(笑)

そんなこんなで、終始ニコニコ顔で彼方此方で会話をして、Shakedown Streetから2日目の会場内へ!

席に着くと前日に出会ったAさんと再会。彼の隣の席には、前日に出会った日本人とは違う初めて会う日本人のBさんがおり、3人で一緒にライヴを楽しんだ!(Bさんからも良い線でJerryに寄せていると褒められた 笑)
我々はDead&Co.のライヴ会場でしか楽しめない楽しみ方で、踊ったり叫んだり、色々飲んだり喰ったりと、3人とも終始グチャグチャ(笑)彼等は無事に日曜日のチケットはゲット出来ていました!良かった!(正直、羨ましいかった 笑)

少し肌寒く風がある夜だったけど、セットリストも最高で、、、。やはり終始感涙!こうして15日・土曜も終了。
日本でまたAさんBさん達に再会出来たら良いな♪

16日(日)のツアー最終公演日は、チケット欲しさに人差し指を立てて『I need a Miracle』よろしく、Shakedown Streetや会場周辺を早い時間からひたすら練り歩くも、、、ヒットは無し。ライヴのチケットは依然として入手出来ていない状態。

土曜にShakedown Steetで仲良くなっていた若手のポスターアーティストの『Scrappy』と再会し、彼のブースで一緒に人差し指を上げるも反応は無し。が、一人の女性が僕に声を掛けてくれて、チャンス到来か?!と思った!

もしや!と喜んだのも束の間、彼女は僕に『あなたL.S.D.売っているの?』と尋ねてきた!?『What’s? L.S.D.?』何?チケット譲ってくれるんじゃないの?と落胆。
Why not?』と聞き返すと、『だって、あなたのベースボールジャージーに【Free Acid Lick Here→】ってワッペンが縫い付けてあるじゃない?』と。
何てこった!洒落で縫い付けていたヴィンテージのワッペンに彼女は反応をしたのだ!僕は『I don’t have a L.S.D. However, I need A Miracle! Do u have a ticket?』と彼女に聞くも、『私もチケットは無いのよ』と。残念無念。。。

Scrappyがブースの片付けを始めたので彼と別れ、僕はまた会場の方に人差し指を振りながら歩いて行くと、そこで通りすがりに『You!』と指をさされて笑顔で声を掛けられた‼︎僕も笑顔で『You!』と返事をし、握手とハグを繰り返した!

『You!』

『You!』

その彼はNeutralAyumu君の友人でもある、L.A.在住のRubenだった!
Rudenとはアメリカに行く前から少しだけコンタクトを取っており、現地でも『会場やShakedown Steetで会えたら良いね!』と互いに言っていたのだが、、、。14日、15日と連日で会うことが叶わずで半ば諦めていましたが、最後の最後でミラクル!偶然にも彼に会う事ができたんだ!否、偶然ではなく必然だったのかも!

Rubenは僕等と同世代の若手世代のデッドヘッズで、Tシャツなどを作って販売しているCool Guy。(彼のTシャツは少量ながら店舗にて発売予定!)

Rudenと会話をしていると、またまた素晴らしい出会いが訪れた!彼女の名前はJocelyn。彼女はRudenの友人でもあり、NeutralAyumu君ともL.A.のライヴの時に出会い知る間柄。彼女はカナダの超若手の女性のデッドヘッズで、彼女もカナダから最後のDead & Co.のライヴを観に来ていたんだ!
残念ながら、彼女が作ったTシャツなどは今回のShakedown Steetでは売っていなかったけど、彼女から『日本のデッドヘッズ達にアメリカで会えて感謝している!日本の皆に宜しくネ!』と。彼女は爽やかに笑ってピースした。

彼等と談笑をしていると、Shakedown Steetの入口で会ったJerry Garciaにそっくりな親父が、僕に耳打ちをしてくれたんだ!『お前、今夜のチケットはまだ無いのか?チケットはライヴが始まったら$200-で売り始めるから、余裕で会場には入れるよ!昨晩も金曜日の夜も、俺はそれで会場に入ったんだ♪』と。彼曰く、スタジアムのチケット売り場では、ライヴが始まった直後に当日券を売るらしく、僕は別れを惜しみながらRuden達と離れ、急いで会場のチケット販売窓口の列に並んだ!
しかし、最終日の当日券は13:30に既に

Sold Out!』『OMG‼︎』

時既に遅し。でも諦めきれず、一人でまた人差し指を振り振りしながらShakedown Strretに戻るも、そこがタイムリミット!

遂に開演となり、一曲目の『BERTHA』がスタート!終わったと思ったが、、、。周りを見るとShakedown Steet周辺には僕と同じくチケットが無い人達が沢山居て(笑)盛り上がり初めた!
僕も海辺の岩場に席を決めて、所謂『Poor Man’s Seat』で演奏を楽しんだ!

最終日は会場の中には入る事が出来なかったけれど、これはこれで一生に一度の貴重な体験になるのかなと、場外で思い切り演奏を聴いた!
後々に知ったのだが、この日は今回のFinal Tourから席を外していたドラムのBill Kreutzmannが、最終日だけ一緒に演奏をしていた模様。彼の勇姿を見る事が出来ずに残念だったけど、『Poor Man’s Seat』で聴いたDead & Co.のライヴは、会場とはまた一味違う雰囲気で凄く良い思い出になった!

最後は沢山のドローンが船から飛び上がり、オラクルパークの側を飛行して『Steal Your Face』を筆頭に、今流行りのドローンアートでライヴは最高潮に!常に時代に合わせて、その時代の最先端の技術や発明を取り入れるのは、Deadの真骨頂!流石です!

そして最後の曲は、初日の最初の曲だった『Not Fade Away』で締め括られた!!
曲が終わり会場内も会場外も全体がアンコールを求めて、手拍子に合わせて繰り返し続く『Not Fade Away‼︎』のコール!でも、その後に続く曲は無く、

The End

Dead & Company.のファイナルツアーが終わった瞬間でした。

19歳の時に初めて聞いたGrateful Deadの『American Beauty』のアルバム。それを聞いた時の感想は、『ん?カントリー?』といった具合で全くピンときませんでした(笑)
そんな奴が態々サンフランシスコにまで来てライヴを観るくらいに、こんなに『Dead』を好きになるとは!
僕が約20年前にGrateful Deadを好きになった(伝染した!)きっかけを作ってくれた人は、僕が勝手に人生の師匠と崇める【’Bo’s Glad RagsPow-Wow (中村 正史 ) 】です。彼無くして、今日の僕は無かったと言っても過言ではありません。
中村さんの言葉を借りると、

Grateful Deadは人生のBGM! Grateful Deadのアイコンは通行手形だ!』

正にその言葉の通りで、こんな貴重な体験が出来る日が来るとは、本当に想像もつきませんでした!感謝しかありません!
中村さん、本当に有難う御座います!

最後に。
リアルデッドヘッズ世代からすると、今のDead & Co.には興味が無く、Jerry Garciaが死んだ時にGrateful Deadは終わったんだ!と言う人も多々居るとは思いますが、、、。
残念ながら、我々の世代はJerry Garciaが存命だった頃のリアルなGrateful Deadを知らずに育った世代。それを体験出来ずに、憧れを抱いた世代です。
そんな僕等世代に、当時と時代背景も違うし、雰囲気なども全く同じとは言えないと思うけれど、カウンターカルチャーの片鱗を見せてくれ、貴重な体験をさせてくれた『Dead & Company.』に、

『心より感謝申し上げます!』

長々とざっくりとした文章で大変恐縮ですが、、、。まだまだ他にも語れる事は沢山あるのですが、本日はこれにて!
最後まで読んで頂いた方、有難う御座いました!

『Our love is real, not fade away…..Not fade away…..』

Thanks!
Cal-Yamazaki